空白／スペースを含む文字列を格納した変数の展開 シェル

2020 Jun. 13.

2018 Nov. 11.
2018 Aug. 01.

 

 

Str=' ab     cd '

$ COMMAND $Str

ab     cdはひとかたまりのトークンとはならない。

シェル展開により
COMMAND ab cd 

 

$ echo $Str

ab     cdはひとかたまりのトークンとはならない。

abというトークンとcdというトークンとなる。

シェル展開により
echo  ab cd
    出力： ab cd（ ' は出力に含まない）
    　Strの先頭と末尾の空白／スペースが落ちる。abとcdの間の空白／スペースは1つになる。

 

$ cp $Str

シェル展開により

cp  ab cd 

　（ファイルabのファイルcdへのコピー）

$ COMMAND "${Str}"
シェル展開により

' ab     cd 'という1つのトークン。bとcの間は区切れではなく文字列を構成する空白／スペース
COMMAND ' ab     cd '

 

$ echo "${Str}"
シェル展開により
' ab     cd 'という1つのトークン。bとcの間は区切れではなく文字列を構成する空白／スペース

echo ' ab     cd '
    出力： ' ab     cd '  （ ' は出力に含まない）
      Strの先頭と末尾の空白／スペースが残る。abとcdの間の空白／スペースもすべて残る。

 

$ cp "${Str}"

シェル展開により

' ab     cd 'という1つのトークン。bとcの間は区切れではなく文字列を構成する空白／スペース

cp ' ab     cd '

　（ファイル「 ab     cd 」のコピー先が指定されていない）